トップメッセージ

平素より格別のご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の蔓延による影響が長期化する中、社会生活や価値観の変化、激甚化する自然災害、先行き不透明な経済状況など、私たちを取り巻く環境はかつてないスピードで変化しています。
このような状況下において、あらためて企業の存在意義が問われています。加速化する社会や事業環境の変化に対応するためには、これまでの価値観や経験値にとらわれず、変化に対して迅速かつ柔軟に対応できる企業へ変革することが重要と考えています。
当社は、2021年度から2023 年度を計画期間としてスタートした中期経営計画において、経営基盤の強化、収益性の向上、E S G経営の進化、の3つの基本方針のもと、売上高 210 億円、営業利益 32 億円、ROICおよびROE 13%以上の数値目標を掲げています。1年目の2021年度は、目標達成に向けた経営基盤の強化に最優先で取り組むと同時に、クロスセルの強化による事業部間シナジーの最大化を目指します。
当社のお客様は、地方銀行、地方自治体、地方百貨店が中心となっており、「地方」と強いつながりを持ったB to Bビジネスで成長してきました。今後はB to B to Cビジネスへ展開すべく、当社のさまざまなソリューションを組み合わせ、地域社会や人々の生活を支えるシステムやサービスの提供に取り組みます。具体的には、当社のキャッシュレスサービスを活用した「キャッシュレスプラットフォーム」、ブロックチェーン技術を利用したトラストサービス等を展開する「デジタルプラットフォーム」、さらにはAIを活用したサイバー攻撃対策サービスを中心とする「セキュリティプラットフォーム」など、誰もがどこに居ても同等のサービスが受けられる社会インフラを構築し、地方のD X 化、さらには地方経済の活性化に貢献したいと考えています。
本年6月の株主総会では、当社初となる女性社外取締役の選任を承認いただき、新たな経営体制がスタートしました。経営の透明性・実効性を一層高め、中期経営計画の推進を加速化し、ステークホルダーの皆様の期待に応えるよう、持続的な成長と企業価値の向上に全力で取り組む所存です。引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年7月
代表取締役社長 佐藤 恒徳